アマチ

聖母アンマが来日されており、仕事の2次会後に足を運んだ。
車を走らせ会場に着くと、夜中だったせいか階段などには寝ている人・人。

そんな中、舞台ではアンマが並ぶ人々に愛の奉仕、ハグをしている。
会場にはいろいろな層の人たちがおり、流れる音楽に手を打っている人、踊っている人、ボーっとしている人、寝ている人、それぞれが居心地のよい状態で時間を過ごしていた。
民族衣装の方が多く、一歩間違えるとコスプレ会場だな…と思う。(でも内心楽しいのは何故だろう ^^:)

そんな中、事務所でお世話になっている”いるかくんグループ”発見。小田原夫妻は一歩早く帰ったということで、会えなくて残念。
その他、すぴこんに出展していらっしゃる方、13の月の暦関連の方がた、なんだか知っている顔が結構いて、その方たちが開放的に踊っていたりして、自由でいいな〜と思う。


いろいろな人が集まっている会場は、ともすると雑然としてしまうけれど、アンマの波動だろうか、精妙さと慈悲の波動でとても軽い。
少し感じてみると、何故だか胸がジーンとする。
とても優しい気持ちと、女神が光臨したような喜びに満たされる感覚に酔うことができる。

私はアンマに入れ込んでいるわけではないので中立的に見ていたけれど、それが少し申し訳ない気分になるほど、会場はアンマを慕っている人たちで埋め尽くされている。
(夜中2時過ぎだったので、当たり前かもしれない;)


午前4時を回る頃、セレモニーはクライマックスを迎え、アンマが振りまくバラの花びらを浴びて、会は終了。

ハグはしなかったけれど、同じ場を共有できて良かったと思う。
人々のアンマへの祈りや信仰が、美しく形作られ幕を閉じたのだろう…。
そして、これで帰ればよかった…。

終了後、ロビーに絨毯が敷かれ、出口から車までアンマが通る準備ができていた。
ボランティアの人たちが片付けているので、せめてゴミを持ち帰ろうと、車に詰められるダンボールを引き受け、ぜひ近くでお目にかかりたいのでロビーでアンマを待っていた。

そうしたら、会を主催している信仰を持った方だろうか、ロビーでアンマを待っている人に向かい、
「アンマはまだ中で一緒に片付けていらっしゃいます!!」
と怒気を含む声で言われ、これにはさすがに引いてしまった。

罪悪感に動かされて片付けに走る人たち。でも、中では人が多すぎやることがなく、うろうろしている人たちもいる。
なんだか言い方が気に食わなくて、
「アンマはまだ中で一緒に片付けていらっしゃいます!!」
ではなくて、
「アンマはまだ中で一緒に片付けていらっしゃるので、手の空いている方は一緒に片づけてください」
と言えないのか、と腹を立てて会場を後にした。

…アンマは良かったのだけどね…。
やぱり、宗教のように、ある人をえらいと思って行動すること自体、もう時代遅れと思う次第だった。