儀式の撮影OK
午後4時過ぎ。富士の子宮といわれる人穴神社から、馬に乗って先住民や参加者たちが練り歩いて朝霧アリーナの会場に向かっていた。
MさんはTBSの取材が来ていたため、車で向かってしまった。
確か2、3週間前、TBSの特番の取材のため、俳優の窪塚くんが今回のイベントの呼びかけ人、ラコタ族の首長、チーフ・アーボル・ルッキングホースに会いに行っている。
(http://yosuke.exblog.jp/)
彼の事故でその特番も流れてしまうのか…と思っていたけれど、どうやらまだ続いていることを知り、よかったと思う…。
そして、朝霧高原に戻ってくるところを撮影しようとカメラを持って待っていると、スタッフが飛んでくる。
とりあえず行進の撮影は許可が降りているが儀式の撮影はどうかと聞くと、なんとMさんが首長に直接聞き、なんとOKが出てしまった。
そして、撮影。
…しかし、半ばで1人の弟子のインディアンに撮影を止められてしまった。
私は、なんだかホッとした。
これで良かったのだと思う。
TBSは人穴神社でどこまで撮影できたのかはわからないけれど、先住民の文化を守る意識も大切だし、いろいろ意見はあるけれど、これで良いのではと思う。
貴重な経験をさせてもらった気がした。
ずぶぬれで2日目を終わった。
この日は、沖縄でお世話になったかみんちゅ(神人)さんにお会いした。WPPDが終わると、雨の岩とびらきで岐阜に行かれるらしい。
役割のために己をささげることは、私はわるくないな、と思う。
神さまからお役をいただくことは、素晴らしいと、宗教を辞めた今でも思う。
700人のスタッフはすべてテントで生活している…。
明日の成功を祈るばかりだった。